惑星【planet】

太陽系

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惑星を表すキーワード

恒星のまわりを惑(まど)いし天体

惑星とは、恒星のまわりを回る天体のこと。

恒星よりも低温であり、自ら光を放つことはできないが、恒星からの光を惑星が反射することで私たちには光って見える

十分な質量を持っており、その形はほぼ球形(完全ではない)。

私たちが暮らす太陽系には、地球を含む8個の惑星が存在している。

惑星と呼ばれる理由

惑星自身その場にじっとしているのではなく、恒星の間をフラフラとさまよっている

その惑(まど)っている様子から【惑星】と呼ばれるようになった

惑星という言葉は、古代ギリシア語の【プラネテス(惑う者)】を日本語訳したもの
プラネテスは英語のplanet(惑星を意味する)の語源にもなっている。

planeo(さまよい歩く)→planetesm(惑う者)→planet(惑星)となっていった。

ちなみに惑星はかつて【遊星(ゆうせい)】とも呼ばれていた。

惑星という言葉を初めて使ったのは【本木良永(もときよしなが/りょうえい)】。
彼は1792年(寛政4年)、自らの著書である【太陽窮理了解説】の中で『惑星』と書いていた。

じつは本木良永は、日本に地動説を伝えた最初の人として有名。

惑星の定義

惑星の定義

2006年8月、それまであいまいであった惑星の定義が国際天文学連合(IAU)によって決められた。

惑星の可能性がある天体が数多く発見され始めてきたからだ。

▽決められた惑星の定義▽

①太陽のまわりを回っている
②十分な大きさであり、ほぼ丸い形を維持している
③自分の軌道上で自分よりも目立つ天体がいない

太陽のまわりを回っている

惑星の定義
①太陽のまわりを回っている

1つ目は、太陽(恒星)のまわりを回っていること。

惑星を説明するうえでも、恒星のまわりを回っているというのはやはり外せない。

まわりを回っている惑星は太陽(恒星)の重力に支配されている

ちなみに太陽系外にある恒星のまわりを回っている天体を、太陽系外惑星と言う

十分な大きさがあり、ほぼ丸い形を維持している

惑星の定義
②十分な大きさがあり、ほぼ丸い形を維持している

2つ目は、十分な大きさがあり、ほぼ丸い形を維持していること。

惑星のように大きくて重たい天体の場合、自身の重力によって丸い形を保っていく性質がある(これを重力平衡形状と呼ぶ)。

ただし、完全な丸ではなくわずかながら楕円である。

自分の軌道上で自分よりも目立つ天体がいない

惑星の定義
③自分の軌道上で自分よりも目立つ天体がいない

3つ目は、自分の軌道上で自分よりも目立つ天体がいないこと。

軌道とは、惑星が太陽のまわりを回るときの通り道のことだ。

その通り道の中で自分よりも目立つ天体がいないというのは、ほかの天体の影響を受けていないということでもある。

つまり、自分の領土とも言える軌道上において、自身が主役であればその惑星はこの3つ目を満たしていることだ。

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